株式会社を設立するメリット3 − ホントの物の値段とは?
ここで質問です。
総額300万円のクルマを買うにはいくら稼ぐ必要があるでしょうか?
「そんなの300万円に決まってるだろ!」と答えた方。残念ながらハズレです。
300万円稼いでもそこから税金をひかれるので実際手元に入ってくる手取りは多い人で290万円、少ない人(つまり適用控除が少なく、所得税率の高い人)だと210万円位ではないでしょうか?
つまり、総額300万円のクルマを買うには310万円〜430万円を稼ぐ必要があるということになります。
(適用できる控除、所得税率によって違いがでてきます。)
しかし、総額300万円のクルマを300万円で買う方法があります。
どうするかお分かりですか?
それは会社名義でクルマを買えばいいのです。
よく「値切って15万円まけてもらった!」とか「交渉してこのオプションとあのオプションを付けてもらった!」と自慢している人がいますが一番クルマを安く買う方法は税金を引かれる前のお金でクルマを買うことです。
このことはクルマだけに限らず家、コンピュータ、修理代など値段が付いているもの全てについて言えることです。
つまり、人は1,000円のものは1,000円だと無意識に思い込んでいます。
しかし、それは間違いで実際には1,000円のものは1,100円〜2,000円しているということです。
は
“1,000円のものを1,000円で買う”
ことができるメリットです。
サラリーマンでは給料が銀行に振り込まれた時点ですでに税金が引かれているので“1,000円のものを1,000円では絶対に買うことができませんし、個人事業主もある程度までは買うことができますが法人に比べて認められる経費の幅が少ないのが現状です。
あの世界中で1000万部を超えるベストセラーになった「金持ち父さん、貧乏父さん」の中で著者のロバート・キヨサキ氏も「普通の人はまず金を稼ぎ、税金を払ってから物を買うが、金持ちはまず金を稼ぎ、物を買ってから税金を払う」と書いています。
もちろん“株式会社代表取締役社長”になったからといって夕飯の材料から子供の塾のお金まで何から何まで会社のお金で買うことはできません。
税務署員がすぐに飛んでやってきて追徴課税を課されるのは目に見えています。
しかし、“株式会社代表取締役社長”になればクルマ、家、コンピュータなど高価なものを会社名義で買うことができ、家族旅行も社員旅行という名目で行けば個人事業のときと比べて一生涯の間で何千万円という単位でお金を浮かすことが可能です。
これまでの内容で“株式会社代表取締役社長”になることによりサラリーマン、個人事業主では受けることができなかったメリットを受けれるということが分かりました。
それでは、その毎年浮いたお金はどうすればいいのでしょうか?
次の”数字の魔術!”にその答えがあります。